焦らず、慌てず、諦めず

昨日の日本列島を襲った暴風雨は尋常ではなかった。各地で建築物の倒壊による被害で死傷者まで出たようである。「待てば海路の日和あり」と言うが、私のような咄嗟に行動する性だと危険極まりない。いつも家内に忠告を受けてきたので大分その習性も改善されてきたように思う。今日元気でいられるのも、人並み以上に用心深い伴侶のお蔭かもしれない。


人生も、政治経済も、会社経営も、タイトルに掲げたことが言えよう。あれだけ強風に晒された一夜であったが、一夜明けた今日は一難去って快晴の日和である。自然を決して甘く見てはいけないのだが、時として不運にも思いがけない事故に見舞われることがある。一番大切なものは人の生命である。人は行動において、取り返しがつくことかどうかを見極めなければならない。


政治も経済も生きものである。世界のさまざまな環境に変化に伴なって一喜一憂するのも仕方がないが、冷静、沈着、粘り強く、あらゆる事象へ対処していかなければならない。為政者は諸政策の検証を繰り返して、国民に対して説明責任を果たすような特段の配慮を願いたいところである。そのためには政治の信頼性が欠かせないと考える。