終わらない夢

我々世代にとって三浦雄一郎と言えば、プロスキーヤーとして憧れの的であったが、その三浦雄一郎さんが3度目のエベレスト登頂を目指して昨日、日本を出発されたようである。冒険家の1人であるが、80歳でのエベレスト登頂が成功すれば世界初の快挙のようである。これまでの栄誉を讃えると共に三浦さんが怪我無く、無事に生還されることを心からお祈りしたい。


先日、「太平洋一人ぼっち」で名高いヨット航海士の堀江健一さんが、関西ある某高校の校長に就任されたという記事を見た。三浦さんも堀江さんも70代後半から80歳にかけての人だが、ご両人とも夢への終わらない挑戦意欲をお持ちの方である。登山家の故植村直己さんは、残念ながらマッキンリーの登頂を目前に突風事故に遭われてしまったが、冒険はまさにリスクそのものである。


先日、世界サッカーのロシアチームに所属している本田選手のインタビューを見る機会に恵まれた。年齢に関わらず一流と言われるスポーツ選手の、挫折にもめげない、飽くなき夢に対する人の何倍もの努力には敬服してしまう。我々の仕事の世界でも、人の何倍も努力する人には決して勝つことは出来ない。いくら才能に恵まれていても夢に向かっての努力と謙虚さがなければ成功しないと言えよう。