戯言(たわごと)

歳をとると男女関係も現実性が益々強くなるような気がします。先日、中学のミニ同窓会が開かれましたが、小・中・高時代のマドンナと10数年ぶりに再会しました。彼女と私は、たまたま幼稚園時代から高校まで一緒の学校だったのでお互いに良く知っています。小学生の頃は、お互いにカップルにされて私自身も避けるような感じで、マドンナであるが故にあまり親しく接近しないようにしていました。


高校を出てお互いに離れ離れになり、上京して大学へ入ってから夏休みに彼女の実家を訪ねると、母親が直ぐに電話番号を教えてくれて久し振りに電話の声を聞きましたが、時は既に遅し、彼女は結婚を前提に付き合っている人ができていました。人はどこでどんな人と知り合うかわかりません。男性は過去の思い出に時々浸るのですが、案外女性は現実的で過去を追わないようです。今でもいろんな方との出会いを回顧するときがありますが、考えるだけでも面白いですね。


同窓会のひとときは、過去の話題に戻れる楽しくていい機会ですが、過去に出会った人に再会できるのであればもっと人生は楽しいでしょうね。幸せに人生を歩んでいることを知るだけでも嬉しいですね。いざというときに夫婦ほど身近な存在はありませんので、同窓会でどんなに楽しもうが自分の家庭はそれ以上に大事です。歳をとるほど現実的になるのがよくわかります。