縁(えにし)

今朝うっすらと目覚めたら午前3時頃でした。いつものようにNHKラジオ深夜便をつけたら、フォーク&ポップス編で山崎ハコさんの特集曲が紹介されていました。随分ベテランのフォーク歌手ですが、私の若い頃は若干暗さを感じて関心もあまり抱いていなかった方です。貧乏な学生は自分だけで十分で、底抜けに明るい歌を歌う女性歌手の歌うフォークやポップスを専ら聴いていました。


懐かしい歌手の登場だなとうっすら眠りながら聴いていましたが、アナウンサーの話によると、山崎ハコさんの「縁(えにし)」という曲が昨年2012年の日本レコード大賞でアルバム賞を獲得した、ということなどが紹介されていました。亡くなった俳優の原田芳雄さんも山崎ハコさんの曲は演歌調のフォークだと評されていたようですが、東日本大震災の被災者に捧げた「縁(えにし)」という曲のタイトルも、原田芳雄さんが「えにし」にと指示されたそうです。


天才的なフォーク歌手でもある山崎ハコさんの曲を初めて、失礼ながらも寝床でじっくり眠気眼で聴きましたが、とても感情のこもった素晴らしい曲でした。山崎ハコさんというベテランのフォーク歌手について、私自身あらためて彼女の作品をもっと研究したいと感じた、いいきっかけになった深夜のラジオ放送でした。「早起きは三文の得」とは、こういうことを言うのでしょうか。