お酒の話

長年、人並にはお酒の場に接してきたつもりであるが、私自身、アルコールには未だに弱い。日本酒をこよなく愛飲している人が羨ましい気がする。肉、魚、野菜、飲料水など、好き嫌いは酒飲みの方々と同じようにないのだが、アルコール類だけは好き嫌いになってしまうので不思議なものである。銘酒といえども嗜むことができず残念である。


と言いながらも、酒場でいろんな方と会って話ができるのは毎晩でも飽きないが、酒を酌み交わせるレベルには程遠い。大学卒業後に就職した会社が建設会社で、しかも現場に配属されたので酒を飲めないことの辛さを痛感した。今でも記憶にあるのは、先輩から勧められるままに飲めないながらも無理矢理飲んで吐血して入院ということもあった。


先日も知人から新潟県の造り酒屋直営のお店へご招待を受けたが、ビールの後に高級酒をつがれるがまま好奇心で戴いたが、悪酔いして帰りの電車で立ったままでいるのも辛かった。座り込んでしまったが、幸い吐くこともなく自宅にたどり着いたら気分も晴れた。多少酔ったのかもしれないが、人並みに酒を旨いと飲み干せたらいいなと思う。