元横綱大鵬の死去

横綱大鵬の急逝は個人的にも残念な思いです。しかし現役当時にライバルだった柏戸は既に亡くなっていますので、柏鵬時代の終焉を感じます。私も小学生時代には大鵬の大ファンでしたが、親戚の家でテレビにかじりついていると、親戚の人がわざと負けるように子どもの私をからかってあざ笑いしていたことを思い出します。それだけ強烈に強い相撲取りでした。


私もかつて新婚旅行で北海道の弟子屈を訪ねて、お兄さんが経営している大鵬記念館に立ち寄ったことがありますが、瓜二つのような大鵬にとても似たお兄さんだったことを家内と昨日回顧していました。残念だったのは連勝記録を伸ばしているときに、戸田関に一敗を屈した一番でした。当時ビデオテープが無かったために、行事の軍配は大鵬に挙がったのですが、物言いがついて大鵬が敗れることになってしまいました。


後の写真の結果は戸田関の足が土俵を先に割っていたので大鵬の勝ちだったのですが、軍配は変わらずで世紀の「軍配の差し違い」となったわけです。この反省のもと、翌年からビデオテープが物言いで採用されたようです。当時はあまりにも大鵬が強いのでソビエト人と混血だと揶揄されたりして、子どもは大ファンでしたが、大人からはあまり応援が多くなかったように思います。