繋がり

最近、WEBカメラという便利なものが世の中に登場し、地方の状況がタイムリーに見れるようになった。最近はカメラの性能も良くなり、固定されて設置されているのだがネットを介してしばし故郷の情景を楽しめるのに満足している。もっと社会的に有効活用されれば人と人、都会と地方の距離もさらに縮まるだろう。


私の故郷の会が立ち上げたHPに、最近、WEBカメラで地方の様子が毎日映し出されている。静かな風景の中にも海上にちょっとした小さな動きがあると不思議に感動してしまう。人の動きや音声が追加されるともっと感激するだろうと思う。今、地方では過疎化が進行し、空き家が年々増えていると聞いている。世帯数は変わらなくても人口は確実に減っているようである。


働く場を都会に求めて、核家族化が当たり前の世の中であるが、せめて動画で離れた家族のようすが双方にタイムリーに映し出されて、スムーズな会話ができる環境が容易にできれば、離れていても寂しさを少しでも解消できるかもしれない。もっとIT技術が人々の安心や幸せに繋がるように生かされたら、孤独死なども減らすことが可能であろう。


話は変わるが、問題を1人で抱え悩む人も世の中には多い。薬に頼ることもわからないわけではないが、薬が現実を変えることはない。自分ひとりで抱え込まないで、信頼できる人に悩みを打ち明けて急場を凌ぐことも必要である。命はお金で代えられないということを、日々いつも強く意識しなければならない。自分を追い詰めないことを自覚してほしい。