作家と政治家

稚拙の文章ながら、8年間もほぼ毎日ブログの投稿を続けているが作文は面白い。「起承転結」など書く時にまったく考えていないが、自由な思いで書いたほうが筆が進むようである。維新代表の石原さんも新都知事の猪瀬さんももともと有名な作家である。想像だが、おそらく研ぎ澄まされた「起承転結」の手法で作風が練られるのだろう。


翻って、政治行動も「起承転結」ならぬ「PDCA」サイクルの手法は欠かせない。考えるに作家は意外と政治家に向くのであろうか。猪瀬氏は小泉内閣の高速道路民営化でも抜擢されたし、石原前都政の副知事も抜擢されて使命を果たされた。知事・副知事同士の相性が良かったのかもしれないが、作家同士の価値観と行動プロセスが近似していたのではないかと考える。


小泉さんも石原さんも猪瀬さんも変人には変わりがないが、改革して新しい世の中をつくっていくには変人の登場が必要な気がする。引退した小泉さんに小説でも書いてほしいと思うが、人気は兎も角として、おそらくベストセラーの小説が誕生するのではないだろうかと思う。変人は何をやらすか想像に苦しむが、思考の中に意外と盲点を突いているものを持っている人が多い。