戯言

およそ800億円とも言われる国民の税金が衆議院総選挙に使われるらしい。今日、衆院選が公示されて愈々選挙戦に突入する。しかし、どうも今回の選挙には投票しようという前向きの意志が働かないようである。理由は各党の政策が似たり寄ったりで、強いリーダーシップで国を変革しようという政治家の強い意識と信頼がいまいちだからである。各政党の主張をテレビや新聞で拝見したが、国論を二分するような大問題を詳細がわからない国民に強制的にイエス・ノーを求めているような気がする。


おそらくマスコミでも言われているように、どの党も過半数議席獲得がままならない選挙結果になるかもしれない。そうなると連立政権の枠組みが求められて、各党の政策のすりあわせで新政権の誕生への運びとなるはずである。多党の誕生で、離合集散が絶えない小選挙区制の弊害が問われているところでもある。多くの有権者は12日間という短期間に次代を担う候補者なり政党を選択しなければならない。もっと国民が候補者を選びやすくする選挙制度の改革を強く提案したいところである。