杞憂

現在、円高で国内の製造業が窮地に陥っています。次期政権を担うと目されている党首が、お札を増刷して市場へ流通させてインフレを人為的にもたらそうと話しています。


確かに一時的にはお金が回り、公共投資で企業は儲かりますが、国民の懐に入ったお金は使い途がないのと将来不安で貯蓄に廻る可能性があります。何故でしょう?私が思うに、インフレで金利が上昇すると貯蓄が有利だからです。


逆に企業は金利負担が増し、投資がきつくなります。果たして、そのような人為的なインフレで長期的にみて国民は豊かになるでしょうか。世の中のセオリーを逸脱した政策は反動をもたらすような気が致します。