企業の社会的責任

ある新聞のコラムで「ファミリィスピリット」「質素と清潔」というキーワードを見つけた。企業を営む上で社会的責任というと直感的にこれだと断言するのは難しいが、少なくとも経営者たる人たちは、これから家族を持つ社員に対して「いい家族」を形成してもらうような、伝道師的な役割を担わなければならないと考える。少年少女の犯罪が増加したり、若者のホームレス化が目立ってきたのも、元は家族というの組織が生んだ所産物のような気がする。


時々、社員に対して30、40年前の外国のホームドラマである「大草原の小さな家」を結婚したら観るよう勧めている。そこに理想的な父親像と母親像が描かれているので若い夫婦の勉強になると考えている。家族という単位が世の中に人を輩出するので、理想とする家族を目指して将来を担う子どもたちを育てなければならない。父母による誤った家庭環境が犯罪の根をつくり出すと寧ろ考えたほうがいいと思う。


もし社員が関係したり、社員の子どもが関係する犯罪がこの世の中で起きたとしたら、社員が所属する企業の社会的責任も重いと考えるべきである。逆に社員や子ども関係して社会的な貢献があれば、その企業の誇りとなるのではなかろうか。世の中の犯罪を少しでも減らすために、我が社も「ファミリィスピリット」「質素と清潔」という二つの言葉を大事にしたい。