世の中の変化

最近、有名人の訃報を相次ぎ聞くと、懐かしいテレビ出演の番組をつい思い浮かべる中高年層は多いと思う。森光子さんの若かりし頃の主演番組「時間ですよ」などは私も見ていたが、お茶の間の高視聴率番組でもあった。昨日は元毎日新聞の政治ジャーナリストで論客でもあった三宅久之さんも亡くなられた。「歳月人を待たず」というか、歴史は変わりつつあるということである。


中国の前胡国家主席も10年の任期を終えて、習新体制がスタートした。7人の新執行部は江元主席の人脈が大半のようで、対日強硬派が並んでいるらしい。日本の次期新政権もどのような対中戦略を描くのか不明であるが、先ずは隣国である中国との和解が最優先であろう。日中両国の指導者を比較すると、日本政府の力量のほうが軽く感じられるようである。日本の代表として、浅はかな軽々しい行動だけは慎んでもらいたい。


本日は愈々衆議院の解散の日である。民主党も出直しと考え、執行部も続投を諦めたのであろう。明確なマニュフェストも掲げられないで突然に解散して、混乱の中で国民に急な選挙を要求する政治に国民はとても戸惑っているが、何も進まない政治よりはましだという世論も踏まえた永田町の結論なのかもしれない。果たして、この年末はどの勢力が政権を握るのか、国民は各党の公約を真剣な目で見て判断する必要がある。