米国大統領選挙の行方

二週間後に迫る米大統領選挙には世界が注目している模様である。現職のオバマが勝つか共和党ロムニー候補が新大統領に選出されるか、米国内ではかなり接戦となるだろうといわれている。昨日、日高義樹氏のワシントンレポートの番組を観たが、米国民はオバマを支持しているが、マスコミや産業界などはロムニー候補に経済の建て直しを望んでいるようである。


日本国から見ればどちらが相応しいと考えているのか分からないが、日本国内の右よりの側からみると、共和党ロムニー候補に勝利をしてもらったほうが、日米安保をさらに強化し、中国を牽制できると考えているのかもしれない。しかし、衆議院選挙で自民党が政権に返り咲くだろうと予想されているため、日米の保守派が勝利を収めることとなると東シナ海はさらに緊張ムードが高まるかもしれない。


選挙は終わってみなければ結果は分からないが、日米両国民とも力だけでは相手国を納得させることはできないということを歴史から学んできた。新しい世界秩序をつくるためにも、お互いに国家間が理解を深めることの重要性を民主主義国家として国民が投票においてはっきりと意思表示すべきであろう。さて、どちらの候補が勝利を収めるのか分からないが、世界中は米大統領選挙を注目している。