案ずるより生むが易し

今年の春頃、会社で女子社員から「どうしたのですか?」と、自分でも気がつかない顔の一部にできた吹き出物を恥ずかしながら指摘されました。


さっそく市販の塗り薬を薬局の勧めで使ってみましたが、合わないのかなかなか治る様子ではなかったのです。


家族にも医者に診てもらったらと何度も説得されましたが、病院行きも面倒くさくて塗り薬をで治そうと朝晩塗り続けていました。


ところが、1ヶ月以上経っても一向に治る気配がないので、漸く重い腰をあげて二年ぶりに以前に掛かった皮膚科に診てもらいました。


とても気さくな初老の女医さんですが、冒頭から「元を取らなきゃと使ったんだね」と苦笑いしながら診てくれました。


たかだか五分くらいのズケズケ言う診察でしたが、世代のギャップを感じないせいか、お互いにテレビの話題で盛り上がりました。


気のせいなのか、やや薬が合っているのか、皮膚の赤さが薄くなってきたようです。実は顔のシミにも「すぐ治るから週一なら通えるでしょう?」と。


商売が上手いのか、親切なのか分かりませんが、やや治療費も掛かりました。しかし時間と手間を考えると、専門医に何でも相談すべきだと思いました。


案ずるより生むが易し、というのが実感です。