プロ野球開幕投手

例年、プロ野球が開幕してフルシーズンを新聞やテレビで結果だけ見るのがいつもの習慣だが、今月の30日金曜日から開幕するプロ野球開幕投手は各球団ともエース級を投入するらしい。つまりローテーション的に毎試合にエース級と当たることになるので余程信頼できる投手でないと初戦から敗退ということにもなるようである。


つまり、開幕投手の調子と活躍次第で勝ち星が続くか、負け越しに繋がるかチームのムードにも大きく影響し、その後の試合展開もと微妙となっていくみたいである。私も素人なので、開幕投手の特徴も良く知らないのでコメントできないが、気になっているのは日本ハム開幕投手となった斉藤投手が、新人ながら各球団のエース級に投げ勝てるかどうかである。


監督もかなり思い切った決断であると思うので、今年の日本ハムの行方を占う上でも注目すべきではないかと思っている。ファンにしてみれば、待ちに待ったハンカチ王子が大学を卒業してやっと表舞台に登場するわけで、心情的にも勝たせてやりたいと思うところであろうが、プロの世界はやはり厳しいという洗礼を開幕試合で経験するのも成長への道かもしれない。


ビジネスの世界でも同じ事が言える。どこの会社もエース級の登場を待ちわびているが、プロ野球ほどの厳しい環境に晒されることもないので、残念ながら周囲を見ながら足並みをそろえて成長の道を歩むことが多いように思う。グローバルに戦っていける人材を育てるには、プロ野球の若手育成方法の考え方に学ぶのも必要だろう。