桜満開

高知で全国を先駆けて桜が開花したようですが、ワシントン郊外のボトマック川沿いでもいち早く3700本の桜が満開のようです。桜は日本の象徴ですが、1912年に日米友好の記念として東京市が3700本の桜の苗木を首都ワシントンにプレゼントした模様です。


その後30年経ち、日米開戦も起こるわけですから皮肉なのもです。国際政治はどう展開するか予測つかないものです。桜も数十年経過すると大木に成長し、満開の桜並木を作ります。被災地にも1万何千本の桜が植樹されると聞いています。私たちは生きていないかもしれませんが、30年後には素晴らしい桜並木が東北の日本海側の風物詩になるだろうと思います。


アメリカでは戸外で酒を飲むことは禁止されているようで、日本のように桜の下で花見の酒を交わすことはないのが風習の違いかもしれません。国が変われば生活習慣も違います。先日、大阪に立ち寄ってきましたが、大阪人はエスカレーターの右側に整列して昇降し、早歩きの人は左側を通りますが、関東は全く逆です。狭い日本でも人の習慣は不思議に違うのですね。


関東の桜の開花も3月下旬くらいになりそうです。今日のような温かい陽気な日が続けばあっという間に芽を噴出すのではないかと思います。桜はあっという間に咲き、2週間もしないうちに身頃の時期が過ぎてしまいます。桜前線も南から北へ徐々に移動しますが、被災地の皆さんの思いはきっと感慨深いものとなることでしょう。