自分を卑下しないこと

誠実な人は誰しも自分を卑下してしまう傾向があります。おそらく自分を客観的に見ないで他人と比較してばかりだからだと思います。十人十色というように、人それぞれ特徴があり魅力を持っています。表面で見る印象と内面はまったく違いますので、他人が明るく元気に見えるとしても実態は随分違うのが現実の姿です。


人前ではしゃいだり騒ぐ人が意外と孤独でさびしがり屋であったりするものです。普段、話し相手がいる人はそれほどはしゃいだりしないものです。つまり、見た目と独りになった生活の場では差があるということです。人とのお付き合いも様々なグループがあり、人から見た自分も様々な印象をもたれるものです。


親友を持つということも素晴らしいことですが、社会人ともなればそれぞれの事情も異なり、遠方だとお互いの思いも段々薄くなります。それでいいのではないでしょうか。むしろ人間関係も付かず離れずの方が長持ちするような気がします。肝心なときに相手の身になって考えてあげる自分がいれば相手にも伝わるでしょうし、自分としても満足がいくと思います。


若いときには働くことが辛いと感じる場合もありますが、地球上の僅かな人間社会での営みと思えばいいのです。視野を広げてみれば自分の営みなど悩むほどのことではないというのが理解できます。参考になるかどうかわかりませんが、私の場合、多くの人生の先輩方と付き合ってきたことが我慢強い自分をつくり出した様な気が致します。


若い皆さんも自分なりの小さな希望でも抱きながら頑張って生きてください。人生はあっという間に過ぎ去りますので・・・・・。