挨拶廻り
日本の商慣習として毎年の年末年始には、挨拶廻りというしきたりが昔から欠かせない。
1週間も経つと昨年のお礼と本年のお願いというふうに、どういう訳かすっかり気持ちも切り替わるわけであるが不思議なものである。
日頃、すっかり忘れ去られてご無沙汰していても、この年末の不思議な節目で記憶が新たに更新されるのである。
この大事なしきたりを果たすことによって、人間関係は年を跨いで年々維持されていくのであるが、この商慣習は日本独特のものなのであろうか。
そのビジネス上のしきたりの繰り返しも、いつしかお取引先のお相手まで更新されていく。
何気ない商慣習だが人生の区切りとして大事にしたいと思う。