右顧左眄

先週末の大阪市長大阪府知事選の結果で全国の自治体に激震が走ったようである。既成政党が群れで挑んでも大阪維新の会を含む革新勢力に勝てなかった現実を、批判勢力は反発するばかりではなく、他の自治体および永田町の国会議員たちも反省して冷静に見つめる必要があるのではないだろうか。


いくら行政改革を唱えても、羊頭狗肉の国会議員による政権運営では実現性に乏しいという判断と、既存政治への不信感を抱いている庶民が多いということだと思う。もっとも恥ずべき事は、政界再編のチャンスとばかりに激震の結果を見て右顧左眄しながら勝ち馬に乗る政治家が水面下で往来することである。


情けないようなお忍びの情景ばかりが報道されるが、もっと目に見える開かれたリーダーシップを示してほしいものである。