明日の視点

ニューヨークで若者のデモが収まらないようである。失業率の上昇による経済格差が広がっているせいであろう。日本国内こそ若者のデモは見られないが、金銭にまつわる事件が日々ニュースの報道から絶えないのも水面下では経済的格差が増えていることの表れかもしれない。


このような心病む日本に、「国民幸福度」を国の目標に掲げるブータン国王夫妻の来日は、日本国民にひと時の心の安らぎを与えてくれるようである。超高齢化社会を目前にしたわが国の政治もどのような国づくりを目指すのか戦略が見えてこない。おそらく多くの頭の固い政治家にはまったく読めないのであろう。


もっと優れた若者の意見に耳を傾けるべきではないだろうか。この先20年も生きていない政治家が現状維持にばかり固執するのは無責任すぎるような気がする。日本の戦略を論じるのであれば、これからの将来を担う若者の意見を聴くべきだと思うのである。


今の日本には諸問題が山積しており、世界の潮流も猛スピードで変化しているので、優先順位をつけて早期に問題解決していく政治体制を組む必要がある。行動して問題解決していかなければ様々な格差を生む社会が生まれかねないような気がする。


政界・経済界を問わず、何とかこの閉塞感を打破するようなリーダーが登場してほしいと思うのだが・・・・。