カダフィ大佐の死

遠方の出来事であるが、連日リビアの報道に関心を抱いていた。
昨日、カダフィ暗殺の会見が国民評議会からなされ、事実上の内戦が終結したことになるのだろう。
40年間も独裁政治の圧制に耐えてきた民衆にとって、時代の大きな転機となる革命がもたらされたとも言える。
エジプトから始まった民主化運動はリビア、シリア、アルジェリアから中東諸国へと広がってきている。

この現象は、独裁政治がインターネット技術の世界的な進化によって成り立たなくなってきた証でもある。
まさしく今回の政変劇はITの進歩によるTwitterFacebookがもたらした新しい形の革命だと思う。
このようなITツールがなければ40年も続いた独裁政治に立ち向かうことなどできなかったであろう。
これを機に、新生リビアの誕生と中東諸国の和平の実現が一歩でも前進することを願ってやまない。