宇宙中継
先週、TVで国際宇宙ステーションからの映像中継を楽しむことができた。宇宙と地球の間を「渚」と呼ぶようであるが、宇宙船が地球を90分間で回ることも知ったし、月が地球の果てを溶け込むように沈んでいく様子も観察できた。
今回は地球上の北極で観られるオーロラを、宇宙船からどのように観えるかも映し出されたが、地球上に発生する雷が地上に落下している数よりも大気圏で如何 に多く発生しているかも観察できた。さまざまな現象は電子の作用によるもので、地球という物体をとりまく宇宙の無限の広さとも含めて天体の魅力に惹き込ま れた番組であった。
地球上、様々な雲に覆われているが、世界でも広大なサハラ砂漠などの上空だけには雲がないことを知った。砂漠に雨がほとんど降らないのは雲が上空 にないということである。雨の多い熱帯雨林地域と雨の降らない砂漠地域の雲の存在は宇宙からみてもはっきりと区別されているので不思議である。
宇宙から地球を眺めると地球上の国境など人為的に作られたもので、国境などで争っていること自体が人間の愚かさの露呈のようである。今回TVで拝見した国際宇宙ステーションの様子(古川宇宙飛行士との対話を含む)と米国NASAとNHKスタジオを結んだ中継映像は宇宙での国際協力関係とともに大変素晴らしかった。