新なでしこ力

もし戦前、日本の軍部や政治のトップが女性だったら馬鹿な戦争はしなかっただろう。もしエジプトやリビアで女性が国を動かしていたら、武器を使わずに平和への道が開けて行っただろう。イスラム諸国での政治の場で女性に仕切らせたら、アルカイーダという組織もできなかったかもしれない。もしアメリカ、ロシア、中国の指導者が女性だったら、国際テロもなくなるかもしれない。

 つまり、男性が国の指導者だったら、いつまでも何年経っても戦争を止めないからである。「目には目を、歯に歯を」という言葉があるように、殺戮は怨みの上に恨みをつくるだけで、生涯尽きないだろうと思うのである。そんなつまらないことも理解しないのは世界中の傲慢な男性指導者ではないかと考える。

 先進国には女性議員が随分多くなっているが、日本はどういう訳か女性議員の数がまだまだ少ないような気がする。極端な言い方だけども、何を考えているかわからないような頭の硬い男性議員より、半分は人生経験のある女性議員でもいいのである。これからは政治の場でも産業界でも女性に活躍してもらわなければ、日本経済そのものが成り立たないと考えたほうがいい。

 諸外国を見ると最近、次々に女性指導者が生まれているようである。日本も女性のほうが逞しいので大いに活用すべきである。この8月は太平洋戦争を振り返ることが多かったが、無鉄砲な戦争を起こしてきたのは昔から男性ばかりである。人次第で、男性がすべて駄目だと言っているのではないことを一言断っておきたい。