温故知新?

最近は夜間に気温とともに湿度が高く、寝苦しさを解消しようとアイスノン(ゼリーを凍らせたもの)を枕の上に載せて眠りに付いていた。ところが昨日、家内がめずらしいものを買ったというので箱を開けてみたら水枕だった。最近のものはゴム製でなくてシリコン製である。私自身ブランドなど知らないのだが、「ののじ」という昔からある品物らしい。

 早速、昨夜から使ってみた。アイスノンは最初だけ冷えるらしいが長く持たないらしい。しかし水枕はしばらく常温で段々に溶けていくらしい。思えば子どもの頃から熱を出したときに見たような気がする。最近は水枕だけでなく、ゴザとかリヤカーとか数多くの古いものが見直されているらしい。扇風機も同じような理由で売れているのだろう。

 大地震津波液状化、洪水、土砂崩れ、そして原発事故と今年は全国的に天災による災難続きであるが、これを機会に日本古来の歴史・文化や伝統、生活習慣をもう一度じっくり学び直してみるのも必要なことかも知れないと思う。意外と古くから愛用されているものの中には、本物としての価値があるから存在していることが理解できる。