よく食べる人は仕事もできる?

「今日はどうしたのかお客が少ない!」といつも魚定食を食べさせてくれる居酒屋兼昼食屋のスタッフが驚いていた。
昼の12時半なのに最後の客が私一人らしいのである。私が一人で食べにきたので風向きが変わったのかもと笑っていた。

 しかし居酒屋でも昼食屋でも商売は、蓋を開けてみないと客が来店するかどうかは読めないので大変である。他のビジネスも大変さはあるが、食い物商売は見ていて特に難しい気がする。いつも伺うことが多いので、お客が少ないと準備していた食材も多いと思うのでこちらまで気の毒な気持ちになるのである。

 昔者の私も、どんな店であろうと店主が好きになると通いずくめになるが、一度気に入らない店主に会ったら店員が違ってもコンビでさえも入る気がしないのである。つまりお客になってやろうと言う気にならないのである。皆さんも同じ思いをされたことがあろうが、だから商売と言うのは離れた客は戻らないので難しいのである。

 商売に限らず、ビジネスの場で顧客に嫌な思いをさせたらお終いだと認識しなければならない。信用第一と言われるが信用を落とすのは、お客様に対して誠意ある姿勢を示さないからである。自分では気がつかなくてもお客様は繊細であることを肝に銘じなければならないと思う。

 最近は大規模チェーン店が増えているので、真面目に商売されている小さなお店は経営も大変だと思うので尚更応援したくなるのである。露天の弁当より倍は昼食代が高くつくが、倍以上の食事をする価値はあると思う。たまには「美味しい!」と叫びたくなるような得した気分になる食事もいいのではないだろうか。

 タイトルは店の親父さんがちょっと口走った言葉である。