孤立無援

菅首相への風当たりが民主党内でも異常に強い。どこか途上国の議員の喧嘩じみた面を感じる。

それを後押しするが如く、マスコミも誹謗中傷ぶりを勇んで写し出す品位のない業界である。

かつて佐藤栄作元首相が記者会見で、新聞各社に対して会場を出て行ってくれと排除し、テレビで国民に直接語りたいと言ったことがある。

小泉元首相も党内では変人扱いで批判は物凄かったが、決して屈せず最後まで自分の信念を曲げなかった。

今の場合、もし安倍さんや鳩山さんなら攻められて、とっくに首相の座を降りているだろう。

永田町でもお互いに非常識だと思っているのだが、首相の人事権に楯突くのもおかしいし、解散権も議員を首にするのも首相の専権事項の人事権なのである。

ただ単に性格が嫌いで顔も見たくないのだろうが、トップとは歴代みても四方八方から批判されるような存在のものだったように思う。

四面楚歌の菅首相は小泉元首相のように、おそらく国民を味方につけるべく、自分の政策を直接国民に語りかけるだろう。

ポイントは脱帽原発を掲げて、タウンミーティングを仕掛けて、世論を引き付ける策を打てるかどうか、だとわたしは考える。