頑張れ 東北!

昨日TVを観ていたら、大地震の被災で水産加工の工場が大破した
気仙沼の阿部長という企業の再建模様が映し出されていた。

観られた方も感動を覚えられたことだろうと思うが、阿部長の社長が
従業員は家族同様であり解雇しないで雇用を維持したいので、何と
か危機を切り抜けたいと話していた。

従業員もその期待に応えて、一生懸命に事業再開のために洗浄作
業に汗していた。その光景を見て、企業は従業員の働きに支えられ
て初めて存在するという事を同じ経営者の立場として理念が通じた。

経営者としての社員を思う気持ちが、観ているこちらまで感動のあま
り目頭が熱くなったものである。

ただ番組でも指摘されていたが、企業内で雇用調整助成金の支給を
受ける場合の規制内容に、もっと柔軟性を生かして欲しいということ
である。

弊社もかつて20年くらい前、業界の不況期にどっと社内失業者が溢
れ、初めて雇用調整助成金を申請したが却下された苦い経験がある。

銀行の借り入れどころの話ではない状態にも拘わらず、経営がどん
底になり苦しかったことがあるので、この社長の現在の苦しい気持ち
が僅かながら理解できた。