原発不要へ舵切り

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というのが、これまでの様々な事故における人間の性だったが、原発事故は中々喉元を過ぎて行かない。

イタリアにおける原発再開の是非を問う国民投票の結果は、原発不要という国民の選択となった。

福島原発の収束しない事故が、日本同様に地震の多いイタリアにも影響したのだろう。

これから日本も代替電力エネルギーの転換のために工程表をつくり速度を上げて技術開発に取り組まなくてはならないと思う。

原発被災地のことを真剣に考えれば、首相の首を云々と言っている場合ではないはずである。

今夏の15%の節電は大口需要家にとり大変な事態となるが、三菱化学の次世代LED開発のように、これまでの3倍のエネルギー効率を上げる機器を日本が世界に先駆けて開発するしかないと思うのである。