自粛思考が経済を収縮させる

震災と原発事故の影響で、首都圏の各種イベントは電力消費を削減するため軒並み中止に追い込まれている。
被災地のことを考慮すると、人が集合してワイワイガヤガヤになる気分にならないのは分かるが、そんな動きがいつまでも続くとホテルや飲食業をはじめ各種サービス業にお金が回らない。

さらに不景気を予想して買い控えや極端な節約志向が当たり前になると、結果的に経済が収縮してGDPが下がり地震の復興資金にもお金が回らなくなるので、自粛ムードからそろそろ通常の生活レベルに戻さなければならない。被災地復興のためにも他の地域の産業で経済活動を正常化させて、フル操業させる必要がある。

一刻も早く物流網を復元させて物資の供給が始まれば復興資金を国が投ずるので民間企業の生産活動も活発になるはずである。サービス業も庶民の打ち沈んだ空気を明るくするために、事態を眺めていないで積極的にセールス活動をすべきだと思う。

庶民も自粛志向では国家経済が収縮することを自覚しなければならない。

朝一番で、今回の被災で犠牲になられた多くの方々のご冥福に手を合わせて拝み、その後は気持ちを切り替えていつものように元気に経済活動をしようではありませんか!