報道の密度に変化

連日、福島原発に関する記者会見が続いていたし事態の展開に関心が消えないのだが、情報を急に遮断されたような気持ちである。改善の方向へ進んでいるのなら安心できるが、一進一退だとか薄氷の作業だとか被爆者が出たとかいうニュースの記事をみると、原子力保安院や東電などの記者会見が少なくなると大丈夫だろうかと国民の不安は解消しないと思う。

汚染された情報が流れて相当の心理的影響が出たと思うので、浄水場の水質検査で放射能の数値も下がったとかいう話もいつ、どこまで都民や周辺各地の人が日々の対処をしなければならないのかはっきりしないので、不安感を煽らないように繰り返し宣言することが大事ではないだろうか。

大山鳴動して鼠一匹」ということは危機的な状況下ではないと思うので、熱しやすく冷めやすい記者会見や報道の仕方は見直して欲しい。例年のごとくNHK の番組をつけたら高校野球が中継されているので、明るい話題が提供されるのはいいのだが、国民にとっては原発事故の行方、次に復興支援状況への関心が一番強いし、重要なのではないかと思う。