内憂外患

中東で勃発した市民革命デモは、インターネット時代の進化を甘く見た長期政権の怠惰ではないだろうか。
貧困と格差を放置した独裁国家が徐々に瓦解していくのも時間の問題家も知れない。

それにしても「FACEBOOK」の世界的な活用の広がりはあらゆる状況下で威力を発しているようである。
もしインターネットとこの技術がなければ、今回の中東市民革命は起きることがなかっただろう。

現在の中国も、急激的な経済成長で沿岸部の超富裕層と奥地の貧困層で2極化している感じを受ける。
中国で民衆デモが起きないとも言えないが、天安門事件のような悲劇だけは避けなければならないだろう。

最近は日本人も豊かさに慣れてきたのか、内閣支持率10%台と下降線を辿っているにもかかわらず、市民運動デモすらあまり見られない平和な国である。

日本人にやや危機感が薄れてきているのか、拉致問題や領土問題にも熱しやすく冷めやすい面が感じられる。
日本にやってきて北海道などで不動産を買いあさっている中国人も、日本政府の脇の甘さを見透かしているのだろうか。

北海道の行政筋なども中国マネーに警戒感を抱いているようであるが、今後このような不動産取得の事象は放置していれば日本のあちこちに見られることが予想させるだろう。