臭いものに蓋をしてはいけない

今、伝統ある日本相撲協会が集団賭博問題で揺れている。
 
かつて八百長野球で球界を永久追放された人物がいたが、厳しい措置でその後の野球界は浄化され、信用を回復した。
 
かつては文部省、現在は文科省管轄下の公益法人でもあり、青少年育成の模範となるべき団体でありながら大変な事件である。
 
自民党政権が放置してきた各種団体の実態の一部だろうが、臭いものに蓋をしてしまう隠蔽慣習があったのだろう。
 
傘下の相撲部屋が暴力団との関わりを続け、賭博行為を見過ごしてきた相撲協会内の犯罪は断じて許されるべきではない。
 
場所を取り止めてでも、詳細に取り調べて国民に明らかにされ、襟を正さなければ信頼回復は難しいと思う。
 
端的に言ってしまえば、日本相撲協会は管理が甘過ぎたということであり、存続にも関わる重大なアクシデントだと認識しなければならないと考えたい。