貧困層がなぜ増えるのだろうか?

数年後にはGDPで中国に追い越されるだろうが、世界第2位経済大国である日本において貧困層

の増加が最近話題になっている。確かに日本は過去の経済成長の蓄積で経済大国になっている

が、近年は成長が止まっているのが現実である。製造業の海外移転などで国内労働力の余剰と産

業の空洞化で失業者が増大しているのも現実である。今回の不況は全産業にわたり日本中を覆っ

ているため、新規雇用の余裕さえ企業に体力がない状態である。これからの学生は何か特有な中

身がなければ、企業から見て魅力的な人材として採用に結びつかないだろう。グローバル時代で

あるから、即戦力を身につけて大学を卒業するようでなければ海外勢の若者に勝てないだろう。

力が無いのであれば、あせらずにじっくり勉強してから企業の門戸を叩いて欲しい。”企業に

入ってから勉強します”というレベルでは、これからは社会に出て苦労するばかりだろう。様々

な苦労も若いうちに経験したほうが後の人生の糧になるので諦めずに継続して頑張って欲し

い。そうすれば貧困状態などは回避できると思うのである。