愛があるなら叱りなさい
人を育てるのは大変な大仕事である。
先日、我が家での出来事だが、久しぶりに家内が子どもに対して電光石火の如く叱る姿を見た。
理由は、大の大人になっても、物事の優先順位も考えず行動したことで、帰宅が遅くなったからである。
我が家では時間に関しては、昔から子どもたちに対してうるさく躾けてきた過去がある。
家内も涙ながらに情けないと叱っていたが、今は大人になった子どもたちも黙ってじっと反省していたようだ。
私も同じ場にいて静かに(母娘)を見守ったが、こんなやりとりが親子の絆をさらに強くするのだと思えた。
近頃は、子どもに遠慮して叱らない親が増えてきたが、シンクロナイズスイミングの井村コーチも言っているように、本当に愛があるなら叱るべきである。
叱られていない若者は決して自分を顧みず、他人のせいにしかできないところがある。
そのような姿勢が続く限り、決して人間として成長することはないと思う。
気付いてほしいものだが、人育ては親の最も重要な仕事である。