野球の話

普段、野球の実況中継を見ることはないが、昨日帰宅したら日本ハムが3年ぶりにパリーグ優勝ということで祝勝場面をテレビで少しの時間眺めていた。テレビ解説者であった栗山監督が就任して1年目の快挙だが、指導者として学ばなければならない人間性の一面を垣間見たようである。エースのダルビッシュを欠いて戦力的には不利になったが、後輩がその穴を埋めようと力投し、チームも一丸となって戦ったがための勝利だったと思う。


企業も同じだが、どんなに優秀な社員を抱えても、全社員が一丸となって業績を盛り上げようとしなければ、いい結果は生まれない。大企業も人材は豊富でも、経営者の采配で意欲がそがれてしまうこともあり、数字が大きいだけに業績が大きく左右されることが多い。経営陣の先見力と判断、そして周囲の言に耳を傾ける人望と謙虚さに負うところが大きい。栗山監督の言葉を聞いていて、これまでの指導者にはない謙虚さを感じたのは私だけではないだろう。