不戦の誓い

第二次大戦戦勝国に見られる武器輸出にはどうしても納得が行かない。今朝の新聞に中国が武器輸出に積極的だという記事が掲載されていた。武器は相手を殺戮する以外何ものでもないが、どうも核保有国は武器輸出を国の重要なビジネスと捉えているようである。


確かに自国の防衛力の面で、武器を保持することを全く理解できないわけではないが、麻薬とどちらが危険だろうかと考えさせられる。どちらも人間にとって危険物であるが、麻薬を厳しく取り締まりながらも、一方で、人を殺戮するための武器をビジネスとして堂々と売買する人間としての神経が理解できない。


人類史上もっとも危険な核兵器戦勝国だけに保持が認められて、あたかも核保有国は良識ある世界の警察であるがごとき世界の現状はどうもおかしい。為政者は、昔から争いに懲りない面々ばかりのような気がする。敗戦国の日本は、世界平和のモデルを築き上げていくべきだと思う。