富士登山

最近、山登りもめっきりしなくなったが、20代の頃の楽しみと言えば夏は登山、冬はスキーといったものが主だった。今から10年前までは山登りやマラソンを定期的にこなしていたが、連れの相棒がいなくなったこともあり、いつのまにか運動をしない人になってしまった。


ゴルフでもライブコンサート(わたしの趣味ではないが)でも、肉体的に疲れるが楽しい思いをするので大事な経験だと思う。私自身、ゴルフへも年間2桁も行かないが、4人で一日人付き合いをすることで、お互いの親しみは飲み会以上に深まる効果がある。


話を元へ戻して、富士登山のお話をしたい。実は今週、三十路を目前にした次女が富士登山をするらしい。運動オンチの娘なのによくも決断したものだと私自身驚いている。私自身も20代の頃に、二度ほど富士登頂を経験している。一度目は高校を出て上京してきた年に、夏休みを一日だけもらって富士登山を体験した。


当時、新聞配達をしていたので、日曜の夕刊くらいしか休めなかったのだが、店長が何とかして(と言っても、結局は店長が代わりに配達することになるのだが)休暇を与えてくれたのだろう。当時はカメラも持っていなかったので写真の記録も見当たらないが、登頂した満足よりも、下山して販売店に帰った翌朝に激しい腹痛に見舞われた。


結局、救急車で病院に運ばれて、急性盲腸炎ということで入院するはめになった。もし、富士登山最中に発症していたらと、不幸中の幸いに思ったことがある。おかげで1週間入院することになり、新聞配達を休むことができて満足な入院生活であった。(大学受験浪人中だったとはいえ、のんびりしていた)


最後に、娘が無事富士山に登頂して無事に下山してくることを祈りたい。