老いては(女の)子に従え?

時々週末に次女が帰省してきますが、いつも夫婦二人で暮らしているゆったりしたムードが、娘の帰省で一変します。金曜日からだと二晩泊まっていくわけですが、20代のバリバリのオフィスレディさながらの調子で、まるで仕事をしている時の様に威勢がいいものですから、こちらは少々疲れてしまいます。


早く身を固めてくれると助かるのですが、あの気の強さでは余程おっとりとした心の優しい男性でないと、娘に合いそうな気がしないのですが、そんな対照的な相手を探してくれることを父親としては願わずにいられません。会社でも仕事熱心なあまり、正義感が強すぎてかなりキツイタイプのようです。


次女は、高校時代に陸上部のマネジャーをしていましたが、一度、顧問の先生と意見が対立して騒ぎを起こしたことがあったようです。それも友人のために犠牲を払って、自ら先生に異議を申し立てたようで、ちょっと変わった度胸の持ち主です。もう年齢も増して以前より大人しくなりましたが、親のほうが何かと教えられてばかりです。


女の二人姉妹を同じように育てたつもりでも、育った環境の違いが多少はありますし、長女と次女では随分性格も違っています。ただ性格的に対照的なところがあるため、ライバル関係にならずに姉妹同士の仲の良さは、何物にも変えがたいほど素晴らしいところがあります。


我々夫婦も、娘二人が成長して、それぞれの道をしっかりと歩んでいる姿をみると、「老いては子に従え」という親としての付き合い方の要領も必要であることがよく分かります。