日本の議員内閣制

日本の首相がコロコロ代わることへの内外批判は根強い。酷評に対して一番鈍感なのは、総理になりたい国会議員たちかも知れない。

考えてみると、マスコミや国民が自由に政権を批判できて、内閣支持率を首相が気にして執政する風土があるのは日本だけかも知れない。

喉元過ぎて熱さ忘れる国民性なので、寧ろ駄目な首相は早く代わってもらったほうが、次の期待もあっていいのではないだろうか。

どこかの国のように、長期の独裁政権が続き、民衆を敵に回しても政権保持に固執する大統領のほうが国民にとって余程やっかいである。

隣国の中国も60年振りに権力闘争が水面下で行われているように我々日本人には映る。ロシアの政治も順調に進むという予想はないのである。

日本の政治も官僚組織が牛耳っているので、時々政権交代をしてもらえば、少しずつ浄化されて刷新されていくと思う。

隣の国の芝生がよく見えるかも知れないが、最近、日本のほうがまだましのような気もしてきた。