人材交流

昨日は大阪からわざわざ講演者が横浜へ見えるというので、久し振りに異業種交流会に参加した。ご存知の方の多いが、この会は、北は北海道、南は沖縄まで全国各都道府県に全国4万2千社が加入している中小企業の任意団体である。現在は国会議員から地方自治体の首長までがこの団体の活動や提言に注目するまでに至っているのである。


弊社も20年以上にわたり会に在籍しているが、世代交代も進み若い経営者人材が多数活躍されている。参加される経営者層の年齢も千差万別で30代から70代までさまざまである。感心するのは、皆さん経営者としての勉強に非常に貪欲な方ばかりである。中には社員教育の一環で幹部養成の為に参加されている会社もある。


会社経営は良いときばかりは少なく、苦しんだり、悩んだり、失敗を経験して経営者も人間的に成長し、それにつれて会社も徐々に良くなっていくのが普通だが、特に2代目経営者の育成において、下ずみの経験をさせないで直ぐに役職に就けて残念ながら経営基盤を崩される会社が多い。


いつも思うのは、謙虚に学ぶ姿勢がなければ、目の前の日々の業務の繰り返しだけでは人間的に成長は難しいということである。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を忘れないで、これからも多くの人から学んで生きたいと考えているが、反面、これからの将来ある人材の経営相談にも乗っていくことで、微力ながら恩返しをしたい。