帰省

2011年も今週から師走に入り、残すところ1ヶ月余りとなりました。


東日本大震災福島第一原発事故で被災され仮設住宅でお暮らしの皆様を前にしてお話しするのも申し訳ないのですが、このたび私自身、何十年ぶりにお正月を故郷で過ごすことになり、その日を楽しみにしています。


2、30代の頃は故郷への帰省はもっぱら実家で暮らす年寄りと久しぶりに年末年始を過ごすことが主でしたが、現在は実家も長らく空家状態で足を踏み入れることも無くなりました。


ところが今年の春に、田舎に住んでいる同級生から、還暦祝いに中学の同窓会を開催したいので、後日正式に案内状を送りたいと一枚の葉書が届きました。しばらく何の音沙汰がありませんでしたが、夏になって漸く正式な案内状が届いて来る2012年1月2日に開催することが決定しました。


43年ぶりで、しかも還暦を記念しての案内なので万難を排して出席したいと私自身はすぐに思い立ちましたが、時々会っている中学の教頭の親友にも声を掛けて一緒に参加しようと説得して了解を得ました。


ここまでは大したことはないのですが、肝心なのは往復の飛行機の予約と田舎の旅館の予約を抑えられるかどうかだったのです。飛行機の予約も1ヶ月前だというのに2ヶ月前から電話したり、なかなか待てないほど気になっていました。


最近、滅多に田舎へ電話することもないのですが、ちょうどひと月前に田舎の旅館をはしごで予約を取ったあとに同級生の女性から自分のうちに泊まるように強く言われて、予約したばかりの同級生の女性が嫁いでいる旅館を断る羽目になりました。


問題は飛行機の予約で、1ヶ月前というのに、普段は何でもなくスムーズに繋がる自宅からの朝一番のインターネット予約が、アクセスがまったく遅くなかなか繋がらなくて本当に困りました。電話予約などずっと通話中で話せないのですが、インターネットまで込んでいるとは想像できませんでした。


もっと年末年始などには増便して、さらに私などは滅多に利用しないのでいいが、遠方の帰省者がもっと気軽に利用しやすいように、年末特価で航空運賃を下げるなり優しい心遣いをしてくれないものかと考えます。


シーズンだからドル箱だというのは理解できないことも無いが、経済的にも大きなリスクを背負っている地方の出身者に同情したい気持ちは今も昔も変わりません。