ヒット商品

今日ある会合で2011年のヒット商品を皆で確認しながら、世の中のトレンドの変化を振り返ってみた。
今年のヒット商品№1はスマホである。これほど年間で爆発的にスマホが普及するとは誰しも想像はしなかったであろう。震災による停電の影響でダイソンの扇風機や非常食も大量に売れたようである。


需要を読むのは難しく、家電メーカーも液晶テレビの販売が峠を越えたにもかかわらず、需要減と価格ダウンに翻弄されてしまった。国内需要には限界があり海外市場を発掘しなければならないが、価格競争の激化と円高で国内工場の生産調整も容易ではなかったのだろう。


国内的にも世界的にもさまざまな諸問題が続発した1年であったが、水面下ではまだまだ日本企業は強いと世界の国々が認めているのではないだろうか。国内外の自然災害によるダメージが無ければ、日本経済も順調に推移していただろう。最悪の状況を差し引いて考えると、来年は内需外需ともどん底の状況から多少は回復基調になっていくものと想像する。


暗い後ろ向きの話ばかりしていても元気が出ないので、2012年のヒット予想商品を占いながら年末年始を送りたいものである。もっと日本の行政機構全般が諸問題の解決に対してスピーディに取り組む必要があると多くの国民は感じた1年だったと思う。まだ少し早いが・・・。