年賀状

そろそろ来年の年賀状を書く時期になってきた。今年は東日本大震災で多くの方が犠牲になられたこともあり、自粛しようという思いの方も多いだろう。しかし、困難から這い上がり一歩一歩進んで漸く新しい年を迎えようという意味からも、元気でいる知らせとして年賀状を交換することも必要ではないかと思う。


近年、自分も含め年賀状ソフトを使う人が増え、同じような筆跡ばかりで有り難味が薄くなってきているのではないかと考え、自宅のプリンターも処分して手書きで臨もうと考えている。自分の年齢も考えて、趣味で書道でも習うつもりで筆を執ってみようと思う。


デジタル時代の到来で便利になった反面、アナログで伝わる気持ちの表現まで軽薄短小化しているのではないだろうか。面倒でもプロセスを楽しむ時間も大事にしなければならないと思う。何でもかんでも安く簡単に済ませることが無常さを生み、人生の遣り甲斐を無くすのではないだろうか。


仕事柄、省力化や効率化をシステムとしてお客様に提供しているので、本来はもっとお客様の業務が楽になり余剰時間をより有効に活用していただくために我々は日夜仕事をさせていただいている。本来、その意味でも世の中はもっと豊かにならなければならないのだが・・・。