特産物

昨日は故郷、天草市が特産物の常設直売場を関東に初オープンするという案内が行政からきたので祝賀の意味もかねて参加してきた。場所は横浜市営地下鉄「立場」にあるイトーヨーカドー1Fの食品売り場に隣接したコーナーであった。市長や行政の方々も多数参加されていて何人かの方と名刺交換した。


このところ都心部でも地方の特産物展が流行っているのをTVでも見かけるが、東日本大震災以降に東北を元気にしようというキャッチフレーズのもとにスタートした支援の輪のうねりが全国的に広がっているようである。地方の行政が直接行っている直売場が成功することを祈るばかりであるが、果たしてアンテナショップとして機能するか心配でもある。


もっと地方の農協などが海外や都会の消費地へ直接出向き宣伝して直販するくらいの元気がほしいのだが、果たして民間を後押しして今日に至るまで農家の活性化に努力してきたのだろうかと思う次第である。今回も初日なので物珍しさにお客さんも多かったのかもしれないが、地方の特色を出し続けていかないと通常のスーパーとの差別化は難しいだろう。


ただ単に地方のものだというだけで値段以上の食する価値を見出されなければ、いくら地方の特産物であろうと特徴のない味であれば消費者は継続的についてこないだろう。応援する気持ちがあってもお勧めしたいという価値を有しなければだめだということである。行政としても日頃から市場調査を怠らないで行ってほしいと思う。