朝まで生テレビ

しばらくご無沙汰していたが、漸く最近、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」を観るようになった。
以前ほど画期的なテーマがないのか番組の面白さはなくなってきたが、登場人物の議論を聞くことが好きなので週末ということもありめずらしくこの日だけは朝までテレビを見続けている。

今月10月のテーマであった首相公選制についての議論は単に賛成反対の議論で終わりかねないと見ていたが、話が違う方向へ勝手な意見が出たりして脱線して違ったテーマについての論争になったりして面白かった。
しかし、この番組はいつも論争ばかりでまとまらないという一種の欠点も持ち合わせている。

どちらかというと弁が立つ論者の出演が多いため、議論ばかりで終わってしまうケースになりやすい。寧ろTwitterで寄せられる視聴者の意見のほうが現実的である。私自身、この番組を田原総一郎氏がサンデープロジェクトでご活躍の頃から観続けてきたが、以前はもっと社会のさまざまなマクロ的なテーマに興味を惹かれたが最近はそれがないのが残念である。

テーマはいろいろ考えればあると思う。是非、論じてほしいテーマに今後の日本のあり方を考えて国家戦略的なものを論じてはどうだろうかと思う。日本が世界に再び注目を浴びるような国づくりを議論したほうが夢があるのではないだろうか。批判だけをするのは誰でもできるが、評論家だけでは日本を救うことはできない。

テレビ朝日に関わらず、中長期の国家ビジョンを識者に登壇願って、熱く論じあうような深夜番組が是非とも登場してほしいところである。