サスペンス番組に一言

luckycherrymame2011-10-11

テレビで毎日のようにサスペンス物が番組として放送されている。

私も推理に興味があるので番組がマンネリ化しつつも人並み以上に見ているが、あまりにも大切な人の命がストーリーの中で軽く失われていることに大変疑念を抱いてしまうのである。昨今の残忍な事件が多発するのもテレビ上で人命が簡単に扱われているからではないだろうか。

楽しみにしている私自身も残念だが、世の中のことを考えてそろそろ推理小説のテレビ放送化は止めて、ドラマは小説の中だけにしたほうがいいと思う。あまりにも殺人事件を扱ったサスペンスドラマが多すぎるので、テレビ放送局側でも自粛したほうが良いと感じるのである。

放送コンテンツが不足するのであれば、ノンフィクションやフィクション作品を映画化ばかりしないでテレビで放送したらよいと思う。時代物でももっと掘り下げれば様々な作品ができよう。バラエティー番組ばかりが安易に作られるようであるが、地方局製作の人気作品などもたまに見ると感動させられるものがある。

多チャンネル化を決して否定しないが、もっと人のためになるような企業人の伝記などをドラマ化したらどうだろうか。小説でも今は亡くなった著名な作家の題材をドラマ化すればいくらでもコンテンツはあるような気がする。先行き不透明な世の中だからこそ、放送局側も視聴者に勇気と元気を与えるような番組作りを目指してほしいと思う。