熊吾、現る

luckycherrymame2011-09-16

待ちに待った熊吾が漸く世の中に正体を現したようである。西郷隆盛の生まれ変わりのような熊吾の生き方には感動してきた。

我らが大将の熊吾は一体どこへ姿をくらましていたのだろうと言いたいところだが、どうやら宮本先生が匿っていたようである。

何のことか熊吾ファンの人ならばわかるのだが、実は作家の宮本輝の流転の海シリーズ第六部「慈雨の音」が創刊されたのである。

文庫版が出て1年近くも新刊が出ないので読者には渇望の心地であったことだろう。わたしもその一人である。

やっと手に入れたので、じっくり大切に一語一語噛みしめながら読みたいものである。