急流下り

まさか、という時に事故は起きるものである。今週、静岡県天竜川遊覧船で起きた転覆事故も、まさか事故が起きるとは関係者から乗客まで想像さえしなかったのだろう。不思議なのは条例なのかわからないが、12歳未満だけ救命具を義務付けているだけで、高齢者には制限がないことである。現地をTVで拝見しただけだが、遊覧船と聞けば危険性のある乗り物とはあまり感じないが、天竜川の川下りと聞けば急流の危険と隣りあわせと普通考えるのではないだろうか。

 川下りであれば万が一のことを考えて、救命道具を身につけることは当たり前ではないだろうか。死亡事故まで起きてしまったことは取り返しが付かないが、事故というものは、まさか、という時に意外にも起きるものである。二度とこのような事故だけは起こさないよう事業者側には対策をお願いしたい。私たちの身の回りでも危険はつき物なので、用心するに越したことはないと思う。