漸く国会審議が進む?

 世の中、男性が偉そうにして外づらはいいが、実際は女性のほうが控えめで賢い家庭が多い。という私も「ゴメイサンでした」と自分自身も当たっていると思っている。時の菅総理の伸子夫人もかなり総理より人間的にも賢いようである。事実、御本人がいつも周囲に語っているとのことである。

 菅総理に対して私自身は中々図太い人だと見て、それぐらいでないと八方で批判ばかりの総理の椅子は勤まらないとみている。遂に昨日、退陣する意思を明確に示したと新聞は謳っているので交代するのであろう。理数系出身であり、理論派でもあることは学生運動家出身なのでよく理解できるが、頭脳がいい反面つい自ら先走ってしまう性格が周囲に誤解を招くのであろう。

 私自身は菅総理が嫌いでもなく、岡田幹事長や一部の民主党議員のようなぶれない政治家は評価しているので、首相を中心として党内がまとまらないことのほうが寧ろ大問題だと思っているし、自民党もこの点では似たり寄ったりだと考えている。ただマスコミの国民を煽った世論形成のほうがまずい傾向ではないかという気がしている。

 日経の今朝の社説は、バランスの取れた記事だったように思うし、民主党の岡田幹事長の記者会見の内容もまともに感じた。
毎日購読している読売もやや偏ってはいるが、新体制で早急な復興と停滞している首脳外交ほか交易全般、エネルギー戦略についての特集記事はほぼ納得のいく内容であった。

 昔からマスコミや世論にほめられる首相など一人も存在しなかったのだから、菅さん一人を政局の餌に責めてもどうしようもないのである。自民党民主党合わせても40%の支持率しかないのが実態で、政治に対する信頼が与野党とも低いことを国会議員は自覚すべきではないだろうか。

 与野党の長時間の足の引っ張り合いから、漸く国会審議が進むようである。
これも各国会議員の奥方の背後からの助言があったからだろうか?