相撲の話

相次ぐ不祥事で久しぶりに本格的な大相撲名古屋場所が無事閉幕した。大関かいおうも幕内通算勝利(1047勝)の記録は塗り替えたけど、場所途中で引退を表明し、今回もモンゴル出身の力士の優勝で幕を閉じた。白鵬をはじめモンゴル出身力士の活躍ばかりが目立つ相撲界だが、最近は八百長問題を契機に人気に翳りが出てきているようにも見える。

日本相撲協会も組織が硬直しているようで、このままだと次第に人気が減少の一途をたどるに違いない。もし大胆な改革をするとしたら、相撲も毎回同じ力士の登場ではなくて野球やサッカーのように、地方にチームを作り全国大会方式でプロが競うようにすれば面白いが、今のようなスポーツか神事か区別がつかないところで、本気か八百長かと周囲で騒いでみても意味がないように思う。

たまにTVで見ることがあるが、アマチュアの相撲大会のほうが誰が勝ち上がってくるかわからないようで、余程面白いのではないだろうかと考える。相撲協会のことなど素人なのでわからないが、最近、ハワイ出身の力士も姿を消してしまっているようである。ただ外交面だけを考えると、相撲を通じたモンゴルとの信頼関係は日本にとって非常にプラスだと思う。